こんにちは、行政書士の長井です。多くの行政書士試験の受験生から学習に関する相談を受ける中で、「行政書士試験対策用の六法を購入する必要があるのか?」という質問がよくあります。行政書士試験対策用の六法は安くはないため、購入をためらう方も少なくないです。
そこで、行政書士試験の勉強に行政書士試験対策用の六法が本当に必要かどうかについて、私の見解をお話ししたいと思います。
1、市販の試験対策用六法
まずはじめに、アマゾンで販売されている行政書士試験対策用の六法をいくつか紹介してみます
2,私の受験と六法全書の活用
私は3回目の挑戦で行政書士試験に合格しました。最初の年は予備校に通っており、そこで提供された六法全書を利用していました。2年目以降は、試験対策専用の新しい行政書士試験対策用の六法を購入し、積極的に活用していきました。
ただ条文を読むだけでは不十分と考え、過去問の答案練習時には常にこの六法を手元に置き、不正解だった問題や時間がかかった問題、理解に苦しんだ問題があれば、その都度、関連する条文を確認していました。
この習慣は今でも役立っており、行政書士としての実務では、情報を検索する前にまず条文を確認するようにしています。実際、受験生時代に使用していた六法全書は、今でも実務で役立つことがあります。最近では、「請負契約書の作成」の依頼を受けた際に、民法の請負に関する条文をすぐに確認し、契約書を作成しました。
3,試験対策用六法の選び方と使い方
ここからは、私自身の経験を踏まえて行政書士試験対策用の六法の選び、どのような使い方をしていたのかという点についてお伝えしていきます。
試験対策用の六法の選び方
私が受験生当時、最初に薄型の試験対策用六法(ケータイ行政書士ミニマム六法)を購入しましたが、ボリューム的に不十分だと感じました。特に理解が難しい問題を条文で確認しようとした際、必要な条文が載っていないことがあり、結果的にはより詳細な試験対策用の六法を新たに購入することになりました。
この経験から、行政書士試験対策用の六法を選ぶ際は、他人のレビューよりも、自分にとって使いやすいかどうかを最優先の基準にすることをお勧めします。問題集やテキスト、試験対策用の六法は、行政書士試験の合格に向けての大切なパートナーです。このパートナーとの相性が合わなければ、試験合格への道は遠くなります。
可能であれば、大型書店に足を運び、実際に手に取ってみることをお勧めします。そうすることで、自分にとって最適な試験対策用の六法全書を見つけることができるでしょう。
試験対策用の六法の使い方
行政書士試験対策用の六法の使い方ですが、これが正しいというものはなく、受験生それぞれに応じた使い方があると思います。今回は、皆さんの参考となるように私が受験生の頃の六法の使い方を紹介してみます。
- 過去問で答練する
- つまづいた問題は解説を読む
- 解説に付されている条文番号を確認
- 条文を確認する
- 「確認した」という印をつけ痕跡を残す
まとめ
今回は、行政書士試験対策用の六法について、私の経験をもとにお話ししました。初めての受験生の中には、「六法は本当に必要なのか?」や「テキストだけで十分では?」と疑問に思う方もいるかもしれません。実を言うと、私自身も最初はそう思っていました。
しかし、行政書士試験は法律に関する試験であり、問題はテキストではなく六法から出題されます。法改正がそれほど多くなければ、購入した六法は複数年にわたって使えるため、試験に挑むことを決めたら、最初に行政書士試験対策用の六法を手に入れることをお勧めします。
行政書士試験は幅広い範囲をカバーしており、簡単に合格できる試験ではありません。条文の確認をはじめ、日々の勉強の積み重ねが非常に重要です。
ここまで読んでいただきありがとうございました。今後も、私の経験に基づいた勉強のコツ、元気が出るようなメッセージを定期的に投稿していきますので、引き続き参考にしていただけると幸いです。