【現役行政書士が直伝】│私が経験した対応が悪すぎる役所の職員

こんにちは。行政書士の長井です。今回はメルマガ会員限定の非公開記事を投稿してみます。一般の方もそうですが、何かしらの理由で市役所をはじめとする様々な役所に用事で出かけることが多くあるかと思います。私たち行政書士は、依頼の内容に応じて、ありとあらゆる役所の窓口へ出向くわけなのですが、その場面での職員の対応は様々です。 今回は行政書士試験の受験生の皆さんが、開業され実務を行う上で必ずやってくる行政の職員との接する場面で、予め知っておいた方がいい情報として私の経験を元に投稿していきます。 行政の申請窓口における対応の多様性 行政の申請窓口では、許認可の申請が幅広く数多く存在します。申請先は地方自治体から国の行政機関まで様々でその申請によって異なります。私たち行政書士で、専門業務があればいつもの申請先ということで迷うこともありませんが、はじめて依頼を受けた許認可においては、まず申請先を調べ、その後ネットなどから「手引き」などを参考に要件や必要書類を確認したりします。ご依頼者によって事情が異なることもあり、書面での情報だけでは確認できない場合には、担当窓口へ電話をしたり相談窓口へ出向くこともあります。 こうした時、その窓口での職員の対応は人それぞれで、親切で丁寧な対応をしてくれる職員もいれば、態度が横柄な職員もおり、時にはかなり不快な対応をする職員もいます。このような経験談は、オンライン上でもよく共有されていますよね。 個人的な経験から見た職員の対応 私自身も複雑な案件を扱う際には、電話や直接訪問による確認を行います。その中で、敬意を示してくれる職員もいれば、「早く対応を終えたい」という気持ちが表れている職員もいます。特に出入国在留管理局では、職員によって対応の質が大きく異なり、極端に不適切な対応をする職員もいます。 私の経験談で、出入国在留管理局での申請の際や在留カードを受領する際には取次者証という資格証を渡すのですが、それを返却する際に放り投げるように返す女性職員もいました。あまりにも対応がひどかったので、「大事な資格証なので丁寧に扱ってください」と言ったほどです。一方で、先日「相続土地の国庫帰属」に関する相談をするために法務局の担当窓口へ訪れました。その際の男性担当者の方は、あらゆる資料を出してきて１時間ほど親身に対応していただきました。 このようにして行政窓口でも対応が様々です。 職員対応の背景と所見 職員たちが様々な申請窓口で対応する場面において、申請者の態度や理解のなさということから、やがてそれがストレスとなり悪態での対応となります。しかしながら、公務員である以前に、社会人として働く上で適切な対応が必要ではないでしょうか。そのような社会人としての振る舞いができない公務員に対して「そんなに嫌ならその仕事辞めたら」と言いたくにもなります。申請や相談窓口には様々な人が来て、その対応は大変かと思いますが、必要以上の行政サービスをする前に、まずは基本的な礼儀としての適切な対応は期待したいものです。